【厳選】アロマを気軽に生活に取り入れよう。楽しみ方を徹底紹介

アロマオイル(精油)の用途は幅広く、リラックスのために使えるのはもちろん、殺菌や虫除けなどにも応用できます。この記事では、アロマオイルとは何か、簡単な楽しみ方、家の場所別おすすめ精油、アロマオイル(精油)を使用する時に注意すべき点などについて解説します。※本記事での「アロマオイル」は、精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(ホホバオイルなどの植物油)で薄めたものを指しています。

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Contents

アロマオイルとは?

「アロマオイル」は、100%ピュアな植物から抽出された「精油(エッセンシャルオイル)」と、合成香料を含むか、または100%合成香料で作られている別名「フレグランスオイル」や「ポプリオイル」と呼ばれるものに分類されます。

「フレグランスオイル」や「ポプリオイル」は、肌へ塗るといった使い方はできませんが、手に入れやすい価格で販売されており、香りを楽しむことができます。精油はこれらと比較すると高価なものですが、キャリアオイルで希釈すればマッサージなどに使えるものが多いです。

お風呂に入れる、お湯に入れて吸引する、化粧水やハンドクリームを作るというような場合は、必ず精油を用いるようにしましょう。

※注※
アロマテラピーを行う際には必ず「精油」を使用します。ラベルの表示をよく読み、不明な点があれば販売店で確認しましょう。この記事中の「アロマオイル」は、精油をキャリアオイルで薄めたものです。精油は、原液を肌に付けると刺激が強いため、肌に直接塗布する場合は必ずキャリアオイルで薄めて使用しましょう(1%以下の濃度にする)。

アロマオイル(精油)の使い方3つ【基本】


アロマオイル(精油)は、日常の生活に簡単に取り入れられます。基本となる取り入れ方をご紹介します。

1.芳香浴

芳香浴は精油の香りを拡散させて楽しむ使い方です。専用のディフューザーやストーンなどを使うか、ハンカチやティッシュなどにお好きな香りの精油を1~2滴垂らし香らせます。ハンカチは精油の色や香りがついてしまってもOKなものを使用しましょう。

2.吸入法

吸入法は、お湯を入れたマグカップに精油を1~3滴ほど垂らして、蒸気とともに香りを口と鼻から吸入する方法です。鼻づまりの時や乾燥して喉が痛い時などに行うとよいでしょう。蒸気が逃げてしまわないようにタオルをかぶって行う方法もあります。

精油の成分が目を刺激することがあるため、目をつむって行いましょう。

3.沐浴法

お風呂の浴槽に精油を垂らして、香りを楽しみながら、精油の成分を身体に取り入れる方法を沐浴法やアロマバスと呼びます。精油はお湯に溶けないこと、直接肌に触れたとき刺激がある場合があることから、無水エタノールと混ぜて入れる、または植物油やバスベースを使うのがおすすめです。入れる精油の量の目安は、全身浴の場合1~5滴、半身浴、手浴、足浴の場合は1~3滴です。

柑橘系やスパイス系、ミント系の精油は肌への刺激が強いため、様子を見ながら入れましょう。

アロマオイル(精油)の使い方3つ【応用】


精油の中には殺菌効果や消臭作用がある成分を含むものがあります。掃除など、日々の生活において役立つ精油の使い方についてご紹介します。

1.掃除や洗濯に

殺菌、消臭効果のある精油は、掃除や洗濯の際に使うとその力を発揮してくれます。具体的な方法をご紹介しましょう。

・室内の消臭
掃除機をかける際に、ちぎったティッシュに精油を1〜2滴ほど垂らし吸わせます。掃除機から出る排気の臭いは気になるものですが、この方法で消臭することができます。

・キッチンの油汚れに
オレンジ・スイートの精油は「リモネン」という成分を含んでおり、リモネンは油を分解するはたらきをするため、油汚れを落としやすくします。無水エタノールと精製水と混ぜてスプレーを作り、キッチンの掃除に使用します。

・カビ対策
カビは水分があるところに発生します。キッチンの水周りは、まず水分を拭っておき、その後に抗真菌(真菌:カビ)作用が強いティーツリーの精油でスプレーを作って(作り方は油汚れのスプレー同様で、オレンジの精油をティーツリーに替えます)吹きかけておきましょう。

・洗濯
洗濯の前に、柔軟剤投入口に精油を3~5滴垂らしておくと、洗濯物にうっすらと香りがつきます。部屋干しするときの独特の臭い対策にいかがでしょうか。抗菌・殺菌作用のあるラベンダー、ティーツリー、ユーカリといった精油を使えば、カビも抑えられて一石二鳥です。

2.虫除けに


精油には、蚊などの虫が嫌がって逃げる「忌避効果」を持つものがあります。殺虫効果はありませんが、忌避効果の強いレモングラスやシトロネラ、ゼラニウムといった精油を使って虫除けスプレーを作ってみませんか。

●作り方

【用意するもの】

  • 精油(おすすめはゼラニウム、レモングラス、シトロネラなど)
  • 精製水(または水道水)45mL
  • 無水エタノール5mL(またはキャリアオイル5mL)
  • スプレー容器(エタノールを入れてもOKなもの)

【作り方】

  1. スプレー容器に無水エタノールを入れ、精油を10滴入れてよく混ぜる
  2. 精製水または水道水を加え、さらに振って混ぜる

作ったスプレーは2週間を目安に使い切りましょう。お子様にも安心して使えますが、6ヶ月未満の赤ちゃん、アルコールに敏感な方への使用は避けてください。

3.就寝前


精油の香りは、心とからだの緊張を解き、リラックスさせてくれます。なかなか眠れない時は、精油の力を借りましょう。自分が好きな香りが一番ですが、リラックス効果が高く、おすすめできるのはラベンダー、ベルガモット、カモミール・ローマン、スイートマジョラムなどの精油です。

ティッシュなどに数滴垂らして寝具や枕のそばに置く、またはディフューザーを使用するなどしてほのかに香らせてみましょう。

【家の場所別】どのアロマが合う?

香りはその空間の印象を良くし、高める効果があります。高級ホテルなどでは、香りを使ってラグジュアリーさを出す演出をしていることからも明らかでしょう。ここでは、生活の場である家での使い方と、どの香りがおすすめなのかについて解説します。

1.トイレには


市販の芳香剤は強い香りのものがほとんどですが、精油を使えば自然に香りつつ、消臭もしてくれます。レモングラス、ペパーミント、グレープフルーツといった精油をアロマストーンなどに垂らして香らせると芳香剤の代わりになります。また、精製水と無水エタノールと精油でスプレーを作るのもおすすめです。

殺菌効果のあるティーツリーやユーカリであれば、芳香剤としてだけではなく掃除の際にも利用できます。

2.玄関には

帰宅した時に良い香りがしたら、疲れていても少しほっとするのではないでしょうか。玄関に、アロマストーンなどを置いて精油を垂らし香らせておけばOKです。

気分に合わせて、オレンジ・スイートやグレープフルーツ、ベルガモットなどで明るい感じにしたり、サイプレスやシダーウッドなどで落ち着いた感じにするのもまた良いものです。靴箱の臭い対策には、重曹に精油を垂らして瓶などに入れておくと良いでしょう。

3.リビングには


リビングには、家族がリラックスできるようラベンダーや、オレンジなどを香りが良いでしょう。リビングなど広めの空間には、香りをより広く拡散させられるアロマディフューザー、アロマランプといった器具を使うのがおすすめです。

精油を使う時に気をつけること


精油は比較的手軽に手に入りやすいものですが、それだけに間違った使い方をしてトラブルが起きることもあります。取り扱う際に注意すべき点について解説します。

原液を皮膚に用いないこと

精油は植物成分のエッセンス、つまりぎゅっと濃縮されたものです。原液を肌につけてしまった場合、刺激が強すぎて肌を痛めてしまいます。肌に触れる使い方をする時はキャリアオイルなどを使用し、薄めて使用するのが基本です。もし原液が付いてしまった際は、すぐに水で洗い流しましょう。同様に目などの粘膜にもつかないようにしなければなりません。

肌への刺激がある精油に注意

グレープフルーツやベルガモット、レモンなどの精油は、紫外線と反応し肌にダメージを与える可能性がある「光毒性」があります。光毒性のある精油は、日中の外出前や外出中の使用は避けましょう。

また、ペパーミントやレモングラスなどのアロマオイル(精油)は、肌への刺激がやや強いため、肌が弱い人が使用すると、かぶれなどのトラブルが起こることがあります。刺激が強めなアロマオイルを肌に塗布する場合、希釈濃度に気をつけましょう(※通常、肌に使う場合は1%以下の濃度が推奨されています)。

赤ちゃんや小さな子ども、妊娠中の人、持病のある人がいる場合

3歳未満の子どもには、直接肌に塗るといった使い方ではなく、薄めの濃度で部屋に香らせるといった使い方にしておくほうが安全です。精油を誤って飲んでしまったり、皮膚につけてしまわないように子どもの手の届かないところに保管するよう注意しましょう。

妊娠中の人や持病がある人には、一部使用しないほうがよいとされている精油もあります。マッサージをしたいというような場合は、医師に相談してからにしましょう。

アロマが苦手な生き物がいる

A cat sleeping on a massage table while taking spa treatments.

アロマオイル(精油)が毒になってしまう動物がいます。特に、ネコやフェレットといった動物は、アロマオイル(精油)の成分が上手に分解できないため、舐めたり皮膚につくと中毒を起こす可能性が高いのです。ペットを飼っている家でアロマオイル(精油)を使用する時は、間違って舐めたり触ったりしてしまわないように注意しましょう。また、アロマスプレーなどもペットのいるところでは使用しないほうが良いでしょう。

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アロマオイル(精油)のある生活を楽しもう


アロマオイル(精油)は、さまざまな種類があり、見ているだけでも楽しいものです。また、楽しみ方、使い方もいろいろアレンジできます。香りを楽しむのはもちろん、精油のもつ効能、効果の違いを知って、ぜひ実生活に取り入れ役立ててください。アロマが、いつもの日常をきっとすてきななものにしてくれるでしょう。

※アロマオイルの他にも、香りを楽しむアイテムにはスキンケア、ヘアケアアイテムもあります。
トリートメントは、ウッディ調の香りで、バスルームにいながらまるで森林浴をしているかのような気分になり、一日の疲れを癒やしてくれるでしょう。ウッディな香りに包まれてヘアケアもリラックスして行えば、心も髪もリッチに。